Paranoia Diary

趣味の事とかTwitterで書けなかった事とか雑感とか日記とか

それは冒険娯楽活劇の革命児 -ゴールデンカムイ 書評-

 最近気になってる漫画があった。タイトル名は「ゴールデンカムイ」

 “このマンガが凄い”では二位に選出され、話題沸騰中の人気タイトルでありTwitterでもぼちぼちネタにしている人もいる作品だ。今ではすっかり有名タイトルで今更感が強いながら「題材が題材だし興味あるし読んでみっか……」と1巻を買って読んでみた。

 これ最高だ。

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パスタの学園艦から来たシンデレラガール アンチョビ波乱万丈物語

 ガルパンでどのキャラが好きよ?と言われたら真っ先に直下さん*1を選ぶが、アンチョビも同じくらい好きだ。劇場版から入った人や、今頃になってTV版のマラソンを始めた諸氏なら「あのアンチョビな」という感じの反応だろうが、今からさかのぼる事本放送時、アンチョビが好き等と言おうものなら「あれを?www」という反応が返ってくるのがオチだった。

 彼女には不遇の時代があった、そして誰よりも、ガルパンの中で波乱万丈の歴史を刻んできたキャラでもあった。今日はアンチョビ姉さん、ドゥーチェの歩みについて語りたいと思う。

*1:※黒森峰のモブ娘、履帯を破壊されたヤークトパンター車長

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ライバル校が好きなら間違いなく買う理由 -ガールズ&パンツァー ライバル校アンソロジー書評-

 人気ジャンルはアンソロジーコミックも多い、大抵、そのスマッシュヒットや大ヒットを飛ばしたジャンルならシリーズ化タイトルも多く出回るし、公式からアンソロジーが出る事だってよくある。しかしガルパンの場合は、公式アンソロジーが3冊、他アンソロジーが1シリーズ5冊(16年2月現在)という割と控え目な数字である。

 アンソロジーコミックは当たり外れの差が激しい。まあこんなものか、と思う程度の代物から買った事を悔やむもの、読んだ後に良かった探しをしたくなるものまで、ピンからキリまである。元々ガルパンは土壌が豊かでないのでこうした存在は出来はどうあれ常に歓迎であるが、特筆すべき存在はライバル校アンソロジーだろう。ガルパンのアンソロジーで最も良いものであり、ライバル校が好きなら間違いなく買うべきに値する。

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知られざる、そして今読まれるべき戦車漫画 -幻の豹収録 ウクライナ混成旅団 書評-

 戦車を題材とする作品が今アツい。

 ガールズ&パンツァーのヒットにより、ミリタリー界隈は船と並んで戦車に沸いている。 戦車を題材とする作品が目だって取り上げられるようになったのは喜ばしい事でもある。漫画に限れば「シェイファー・ハウンド」「重機甲乙女 豆だけど」などがあるし、映画ではM4シャーマンとタイガーⅠのガチバトルが見れた「フューリー」や戦車版白鯨とも呼ばれた「ホワイトタイガー」もある。ゲームでは「World of Tanks」が人気である。ミリ姫のサービス停止は残念だったが……

 もちろんここに来て古い作品もスポットが当たっているし、古典作品として最高峰の小林源文の戦記漫画がよく挙げられる。「黒騎士物語」や「カンプグルッペZbv」とか、どっちも大好きだ。でもこうした場でそんなに見かけない作品で、物凄く好きで尚且つ猛烈に推したい作品がある。滝沢聖峰ウクライナ混成旅団である。今作について改めて語り、そして知らない人に勧めていきたい。こいつは面白いぞ、と。

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俺には近未来なんかいらない

 近未来FPSは滅びるべきである。

 純粋に近未来モノのFPSが好きな人には申し訳ないとは思うが、この持論ばかりは繰り返し提言していきたい。親を殺された恨み、とまではいかないながら近未来FPSに対しては度々ヘイトを貯めて来た。俺には恨みしかない。

 ただ予め言っておくが近未来モノのFPSが好きな人は否定しないし、このジャンルはこのジャンルで名作も存在するし、語り継がれるべき作品もある。だが、そういったカテゴリへ軌道修正した近未来FPSシリーズに対して俺はヘイトをぶちかましたいのだ。

 どうして近未来FPSは滅びるべきなのか?順を追って説明していきたい。

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