Paranoia Diary

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戦艦少女R日本版年末年始 建造&レイテ沖海戦イベント感想

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 年末年始イベントをクリアしたので感想でも。

 

それは突然やってきた

 戦艦少女R日本版が2度目の年越しを迎え、プレイヤーたちが次はどんなイベントが来るのだろうか……とワクワクしながら待ち構えていた2017年12月、それは突然訪れた。まだ建造イベントや戦利品イベント、人によっては1周年記念イベントの傷が癒えないであろうタイミングで、あろうことはそれはやってきた。かつて大陸版ですら見なかった、超特大イベント。史上最大の海戦と呼ばれた、あの戦いに匹敵する大イベントが。

建造イベント

限定海域イベント

そのダブルセット

 これは、この超凶悪な年末年始イベントを乗り切った真実の物語である。

イベント概要

 今回のイベントは大陸版で開催された「ガラガラ大作戦(またはドカドカ大作戦?)」の日本版イベント「レイテ沖海戦」である。同じころ、艦これの方でもレイテイベントが開催されていたので、そちらと被さった事が話題となった。
 レイテ題材であり、史実ではタフィ3と栗田艦隊が激突した「サマール沖海戦」までを含むEx-5までの海域、そして大陸版開催時の時事ネタであった小島監督コナミ退社とメタルギアソリッドを大胆にパロディにしたEx-6「小島撤退作戦」、Ex-7から9までを含むおなじみHARDモードという構成になっている。
 今回のイベント報酬の目玉は航空母艦信濃」、いまだに艦これに未登場でアズレンにも来ていない大型艦である。そのほか、自分の撃った魚雷で沈んだ潜水艦タング、ドロップ限定艦としてタフィ3で栗田艦隊相手に奮戦した駆逐艦「ジョンストン」「ホーエル」「サミュエル・B・ロバーツ」が実装された。
 大陸版との明確な違いは3点ある。まず「ルート開放ギミック」と「制圧マス」要素の実装。これは、ボスまで到達するルートを特定マスの戦闘で勝利する事で開放するという機能。次いで制圧マスは、特定マスでS勝利した後に艦隊をそのまま駐留(海域に留まっている設定なので、母港に戻ってもその艦隊は補給や編成・入渠ができない)させる事でボスの編成が弱体化されるというもの。これは大陸版でもすでに実装されていた要素だが、それに合わせて日本版でも急遽導入された模様。これにより、大陸版での攻略情報は大半が通用しなくなっている。
 それから、Ex-6クリアの限定任務で実装されたパロディ装備「段ボール箱」が丸ごとカットされている。「コラミ群島」「補給艦BIG BOSS」とかそのままやってんのに段ボール箱がカットされる基準がよくわからん。
 
 それと平行して行われたのがおなじみの建造イベント。大量の資源と資材がぶっ飛ぶイベントが平行で追加されている。こちらはいつもの定期イベントなので特筆すべき事は無いが、「インコンパラブル」「レキシントン(CV-16)」という目玉艦が用意され、大陸版から間を置かずに日本版へ実装された艦も複数ある。これは意外なところか。ついでに言うとヴェスタルも建造落ちしており、日本版最速での建造落ちとなった。また、クリスマス限定クエストも実装されており、海域攻略で資源・資材・アイテムなども入手できた。

身構えた程でもなかったが……

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 建造イベントは長くなるので省くが、なんと全艦コンプリートを達成した。非常に良い結果が出せたものの高速建造材を200個ほどスッてしまったのは痛手であった。資源自体は大型艦がすんなり出た(20回くらい回してレキシントンインコンパラブル迎えた)お陰で、省コストなレシピを中心に回せたのでそこまで資源は食わなかった。CV-16のレキシントンとド・グラースはクッソ可愛いので今度指輪渡します。

 で、レイテイベントの方はと言うとこれがまたキワモノのイベントであった。ルート開放しなくちゃいけない&場合によっては制圧マス踏まないと難易度上昇という理由もあり、新要素は興味深かったもののいきなり手間が増えてしまったのが残念という所。イベント内容自体は報酬・追加艦含めて良かったんじゃないか、と思う反面、今までのイベントで一番の「ご新規さんお断り」な難易度であると感じたし(特にEx-1~3まで)、もっと時間を掛けて遊びたかった印象がある。
 今回は掘りが非常に厳しい。ジョンストンがボスマス限定な上にドロップ率も低く、さらにイベント最終MAP(ハード・通常問わず)のみという点が難易度を更に上げており、今回は全艦コンプを諦めた。まあ、ミッドウェー・地獄群島・ヴァルキリーと3イベントで全艦コンプ出来ていただけ幸運すぎた話であったし、ジョンストンは建造落ちを素直に狙うことにした。

 ここでイベントは終わり、ホーエルとサミュエル・B・ロバーツをゲットし、小島撤退作戦もクリアし、さーて終わりで良いかと思って1週間ほど。不意にハードモードを攻略してみないかという悪魔の囁きが脳裏に響いてきたのである。その悪魔の囁きが地獄の始まりだった。

恐縮だが鈴蘭を無残してくれないか

 おもしろ半分で始めたハードモードは地獄だった。ヴァルキリーはヘッジホッグを貰っただけで終わりにして、後は静観したものの、手持ちのイベント勲章がノーマルクリアの勲章で止まってしまい、それが心に引っかかったのが運の尽き、今回はボスマスのゲージバグもあるし制圧マスもあるみたいだから完走してみるか!と意気込んだ。

 その結果、大量の資源とバケツ100個があっという間に溶けたのである。

 ハードモードをナメていた。そもそもEx-7をすんなり抜けてしまった時点で、油断していたのだ。ハードモードがどういうものなのか、そして今回の新要素がいかにキツいものだったかを。
 Ex-8では道中大破撤退が連続し、おまけに到達したボスマスではコテンパンにぶちのめされ戦意喪失。また、哨戒マスを利用しようにも分岐条件が厳しい上に、持っていける手持ちの艦船もレベル的に十分と言えず、あえなく哨戒無し、資源とバケツと試行回数でボスを運よく撃破できるまでぶん殴るパワープレイで制圧した。
 Ex-9はさらに悪化し、哨戒艦隊×2・主力艦隊×1の総力戦であり、まさにレイテそのもの戦いを体言するバトルへと展開。まず2つの哨戒マスへの分岐条件がキツく、手駒をよく練らなければならず苦戦したし、その間にも道中大破撤退の連続、さらに丁度いいタイミングでアプリ強制終了(2回あった)を食らう始末。バケツと資源はモリモリ減るし、ボーキサイトもドッカンドッカン飛んでいく状態で、精神衛生上あまりよろしくない状況に。

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 しかし、最後の最後、ボスマス到達時にまさかの幸運がかさなり、なんと中破1が出ただけで夜戦突入&ボス1隻のみ、からの嫁艦ミズーリの旗艦撃破で大勝利。無事にアイコンと勲章をゲットしたのである。やはりミズーリは最高やな!

 結論としては、やはりハードモードは人間が遊んでいいモードじゃない。ストレスに振り回されてでもクリアしてえ、という人のみやれば良いモードだ。でも手駒を考えて編成して哨戒に出す、というシステム、複雑ではあるが頭を使って結構楽しかった。連発されるのは嫌だが。

どこへ向かう日本版

 イベントを終わらせた総評としては「大変だったが何とか頑張って完走できた。しかし、日本版は今後大丈夫だろうか?」という話に尽きる。
 まず日程がめちゃくちゃで、建造イベと限定海域イベントを同時並行で2週間でこなさなればならないという点が非常につらかった。どちらも別にやらなくていいし、逃してもリカバリは利くのだが、やはり限定イベントだからやりたいというプレイヤーの性もあるのが辛い所で、同時にやらずに別々にしてゆっくりやれば良かったのではと言う気持ちもする。実際にこのダブルイベントに切れてる発言もTwitter各所でよく見かけた。
 それから運営側の不手際が今回かなり目立った印象がある。ざっと列挙すると「報酬の内容が合わない」「分岐条件の表記がおかしい」「例によってバグ発生」「建造率増加期間のミスアナウンス」等があり、大変見ていて辛いというか、いつものバグ萌という状態に陥っていた。確かに補填は貰えるから有難いものの、いつまでもこの調子で大丈夫だろうかと思うし、日本版が全体的にゲームとして急ぎすぎて返って空回っている状態にも思える。

 また、今回のイベントに限らず日本版にもまだまだ山積みの問題や放置された問題も多く、大陸版含め日本語版CVが一切追加収録されない点(去年3月以来追加一切無し)、限定コラボ衣装の専用SDも音沙汰無しという状態で不安点も未だに多い。果たして今後どうなるのだろうか……