Paranoia Diary

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This War of Mine攻略① シェルター暮らし編

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 Steamのセール販売、さらに新ストーリーDLCの発売など、リリースから2年以上経た今でも人気が高い内戦サバイバルシミュレーションゲーム「This War of Mine」。今回はこのゲームで操作キャラが死にまくって攻略に詰まっている方向けに攻略メモを書いてみた。当然ながらネタバレも含んでいるので初見さんはネタバレなしでのプレイをオススメするが……

 【抑えておくべき基礎情報】

・食事は3日に1回程度で何とかなる(とても空腹になったら缶詰か調理した料理を食う)
・夜中に警備させた人やスカベンジに向かわせた人は朝戻ってきたら必ず寝させる
・かすり傷、体調不良はベッドに寝かせるだけでも何とかなる
・隣人の来訪イベントやトレーダーの来訪は基本的に午前中(大体11時前後まで)のみ
・材料や木材などは拠点に来るトレーダーから入手するとスムーズ
・斧があると冬将軍の難易度が劇的に変わる
・ゲーム開始時に配置されてるアイテムは、入手してアイテム欄に入るまで略奪されない
・喫煙者、コーヒー愛飲者がいる場合は煙草の葉とコーヒーを優先して手に入れよう。コーヒーはトレード、煙草はハーブで自作するとスムーズ。
・操作キャラが4人以下の場合、あるタイミングで操作キャラが追加される(住む場所を求めて来る。士気が下がるが断る事も出来る)
DLCの子供キャラとは毎日話しをする(吹き出しをクリックする)と良い。子供との会話は士気向上にもなる。

【キャラクターの特徴を覚えよう】

 それぞれのキャラクターの特徴を覚えると生存戦略の練り方が楽になる。大まかに分類するとこんな感じ、

・戦闘が得意であったり殺人や略奪への抵抗が少ないキャラ
アリカ(音が少ない上に近接戦が強い)、エミリア(鬱に強い)、ローマン(戦闘能力最強)など

 

・物集めやトレードが得意でスカベンジやアイテム入手をしやすいキャラ
マルコ(バックパックがデカい)、ボリス(一杯物を運べるが、遅い)、カティナ(トレードに補正がある)など

 

・クラフト関係の長所があり、シェルター内での作業がしやすいキャラ
アントン(罠で肉を取りやすい)、マーリン(設備や家具の生産コストが安い)、ブルノ(低コストで料理出来る)など

 

・使い所を間違わなければ強いがそれ以外は……なキャラ
クヴェタ(200時間くらいプレイしてるが未だに長所が分からない) ゾルタ(鬱回復手段が豊富なのであんまり……)など


 それぞれの特徴を覚えることで、サバイバルの方法を模索する事が重要である。

 キャラによってはデメリットがあり、スロット数が少ない・多いの差から略奪・殺人の士気低下率の高さに始まり、特定の嗜好品がないと士気が下がるという物や、禁酒により酒を飲んでの士気回復が出来ない事まである。
 ちなみにある程度ゲームをプレイするとエディットキャラクターで遊べるカスタムシナリオを使えるようになるが、こちらのキャラクターもそれぞれ特徴が用意されており、割と強力なのが多い印象である(薬剤師や警察官とか)。代償として全員スロットが一律12固定である。

【ゲーム中でやることの一例(シェルター暮らし編)】

【初日】
 まず第一にシェルターの安全性を高める所と基本ツールの製造から。初手でガレキの撤去やロッカーの開錠などが必要ない場所から物資を取り、集めたもので「金物作業場」を製作→バールを作成する。それらのツールが出来上がるまでは他の人員は素手でのガレキ撤去などに従事させると無駄が無くて良い。
 バール製造後は、拠点内の物資をひたすらかき集めておく。余力があればこの日のうちにスカベンジから帰還した人員を休ませるor体調不良・怪我をした人員の養生用としてベッドを1つ作ると良い(さらに余裕があればスコップも)。

【2日目以降~1週間ほど】
 次に調理台をクラフトし、食材を調理して料理にしてしまおう。食材はそのまま食べれるが栄養効率が悪いので調理すると効果的に空腹から回復できる。また、強盗に襲われても調理台の料理は設備扱いで盗まれなくなる。そのため手に入り辛い缶詰よりも初手は料理を作るのに必要な「肉・水・燃料」の3つを揃えて料理を率先してやっていくと良い、野菜はさらに調理量(効率)が良くなるので率先して狙おう。

 この間の指標は「バリケードの確保」と「作業場のアップデート」が目標となる。初日から3日目ぐらいまでは全員飲まず食わずでも平気なので、飢えない程度にアップデートを進めていく。強盗の脅威から守れるバリケードはあると便利だが、作るのに木材が多くかかるので、まず初日に作った金物作業場をアップデートして斧を製作→拠点内のいらない家具を破壊して木材(ついでに燃料も)確保→バリケードを全て作る という流れならよりスムーズにバリケードを確保可能。
 不足部品はスカベンジよりも、むしろフランコとのトレードで賄ったほうがスカベンジするよりも纏まった数が入って有利なので、不要なアイテムはどんどんトレードに出してしまうと良いだろう。唯一、電子部品だけはトレード不可のため、スカベンジで優先して入手→自分が必要とする設備のアップグレード分だけ用意すると良い。それ以外の電子部品はトレードにまわしてしまって良い。

 

必須設備の一例としては

・ラジオ
あると特定のイベントの発生時期やアイテム価値の変化などを知る事が出来る。初見プレイのシナリオ攻略時にあると便利。コストもさほど高くない上に、音楽を流しているチャンネルを流しっ放しにすればある程度のうつ対策になる。

・ストーブ
冬将軍対策、アップグレードしたストーブ1基、素のストーブ1基の計2基あれば何とかなる。燃料は木材集めか、スカベンジ先の家具を斧で破壊して調達すると良い。気温が暖かいうちなら作らなくてもいいが、ラジオで気温低下を伝えるようになったら早急に作った方が良い。

・小動物用トラップ
肉を入手できる設備、最大2基まで。肉を取れる時間はランダムだが、仕掛ける餌(肉1または肥料1)で2匹取れ、食料をトレードやスカベンジ無しで増やせる。
家庭菜園をしないのであれば肥料を餌にして仕掛けると良いだろう。

・人数分-1のベッド
1人はスカベンジに毎日出すため、基本はこの数で良い。
夜中に警備する人間、スカベンジに出る人間の計2人分のベッドでも大体事足りる。後半資材が余れば全員分作ってもいい(怪我・病気人員の養生に使える)。

・防犯ドア(補強したドア)
コストは非常に重く、また作業場を最終段階までアップグレードしないと作れず作成は中盤までもつれ込む事が多いが、拠点の防衛力が段違いなので治安悪化前に作ると色々と有利になる。戦闘能力の低いメンバーの場合は作っておいて損は無いが、逆に武器と人員が揃っていれば夜中に警戒させるだけで事足りる。

ぐらいだろう。

 

【1週間目以降~】
 設備が整ったらあとは物資集めに奔走しよう。
 このゲームは基本的に「食い延ばせば数日は餓死しない程度のメシ」「強盗に襲われても被害を最小限に出来る武器と防御」「病気と怪我に対応できるある程度の医薬品」「冬将軍を乗り切れる暖房」があれば生存は難しくない。言い換えればこれらの条件を満たせないと生存は厳しくなる。必要なアイテムを効率よく入手するために毎晩スカベンジに出かけ、トレードや略奪・盗みを駆使して(鬱病や怪我・病気で脱落しない程度に)がんばっていこう。

 

 シナリオにはイベントとして「冬将軍」「治安悪化」「戦闘激化」の3つがある。

 「冬将軍」は気温の急激な低下と、特定のMAPが豪雪により行けなくなるというもの。気温の低下は生存者たちの体調悪化を誘発し、薬がそろっていないと全員病気まっしぐらという危険性を伴う。他にも設備「雨水貯水器」が凍結で使用不可になり、玄関の外にある雪をかき集める→フィルターと燃料を各1消費で調理台で溶かして生成する、というコストと手間のかかる方法に頼らざるを得なくなる。また、燃料や木材の価値が高騰する。
 対策としてストーブを常に稼動させて温度を上げるほか、斧を生産しスカベンジ先(すでに行ってある場所や無人の場所でも良い)で家具を破壊して木材・燃料集めをすると良い。

 「治安悪化」は毎晩のように拠点が襲撃される。戦闘能力の低い生存者がいる場合はガンガン傷つき、モノは略奪されお先に真っ暗な状態にもなりかねないため注意が必要である。対処方法としては「バリケードを全て埋め、ドアを補強する」「全員分の武器を用意する」「銃火器を用意する」「該当期間は夜中1~2人を警備に立たせる」などがある。
 武器の十分な備蓄や拠点の防御をクリアしているのであれば、キャラクターによっては全員就寝していても防衛に成功する場合もある。(例として補強したドアなど)

 「戦闘激化」はせいぜいスカベンジ先のMAPが減る程度で実害は無い。ただし、事前に「次はこれを取っておこう」と思って放置していたスカベンジ先が行けなくなり、戦闘終了までお預けという憂き目にあう事も無くは無い。

 どれもラジオの情報でそれらしい予兆(ニュースが軍の攻勢が始まったと言い始めたり、天気予報がこれから気温が低下すると言い始めたりする)が出るので、毎日ラジオの情報に耳を済ませよう。難易度の高いシナリオでは、初日から治安悪化してたり冬将軍が到達してたりするのが厄介である。これらの厄介なイベントに対処し、生存の可能性を高めよう。

 

 また、日々の生活で拠点に訪問者が来る事がある。定期的に来るトレーダーはむろんのこと「人手が必要で助けて欲しい」と言ったり「○○が無い、持ってないか?」と言うもので、基本的にこちらから人員やアイテムを供出するものが多い。一見すると不利になるが、断ると士気に響くイベントも多いため、士気向上目的で引き受けるのも良い。後日にお礼をもらえるイベントも多いので、受けれる余裕があれば受けるといいだろう。ちなみにこれらのイベント結果でエンディングの文章も変わるようだ。

 例外として「空き家の物資探索から始まり、最後に略奪や襲撃を提案してくるヴォイドおじさん」「人道支援物資を隣人と一緒に取りに行ったら、物資を取った犯人を教えろと行ってくる反政府軍兵士」はYESを押すと士気が下がってしまうので注意。

  人数が4人以下(1~3人の時)は拠点に操作キャラが助けて求めてやってくる事もある。人数がカツカツな場合は断らざるを得ない場合もあるが、断ると士気が低下する。訪問日時はある程度決まっているようなので、もし来て欲しくない人が来た場合はメニュー画面に戻って再度再開すればその日の朝まで戻るので、チェンジする裏技があるがやり過ぎるとゲームとしてつまらなくなるので注意。ちなみに自分はマルコが訪問してくるまで20回くらいリロードした事がありました。

【サバイバルの方向性を考えよう】

 木材や材料などはスカベンジにおけるスタック数が絶望的な数字で、まとめて入手するのがMOD無しではまず無理になり、特に後者は1スロット2個という絶望まっしぐらな数しか拾えない。そのため、資材は基本的にトレーダーのフランコから買い集め、アップグレードさせると良いだろう。
 スカベンジだけでは圧倒的にアイテムが足りない(入手が追いつかないor需要と供給が足りないor手に入らない)ため、日々の生活においては拠点を訪れるトレーダーのフランコに頼る事になるが、この際に交換用のアイテムを作る事で生存に必要なアイテムをより効率的に入手できるようになる。以下は一例、

・煙草
 「材料1・煙草の葉1・自家製煙草の葉1」で上質な煙草を製作可能。ある程度の価値を持つアイテムとなるため、トレード用アイテムとして用意しておくと色々と便利だ。ただし自家製煙草の葉を作るためにハーブを消費するのが悩ましい。ランクは下がるが普通の煙草を作るのも良いだろう。逆に自家製煙草(ハーブのみで作った煙草)は価値が低いので、煙草を消費する人員用に回すと良い。カスタムキャラは全員吸わないので、自分でキャラを作ってシナリオをするのであれば煙草経済も視野に入れていいかもしれない。

・密造酒
 「砂糖4、水4、燃料1」と「密造酒製造機」で最大5つまで一気に生産可能。密造酒はそこそこの価値があり、飲む事で精神状態を回復出来るほか、蒸留器で「自家製飲み薬」や「包帯」のクラフトに必要な高純度アルコールに作り変える事が可能。アイテムの説明通り、トレード用アイテムとしても役に立つ。ただし高純度アルコール生成には手間とコストがかかる。

・包帯
 アップグレードしたハーブの細工場が必須かつ「ハーブ4・材料5・高純度アルコール1」とコストがとても重たいが、自宅で包帯を量産可能になる上に包帯の価値は非常に高いのでトレードで有効な品物となる。自分たちで使っても良い。
 家庭菜園・密造酒製造機・蒸留器があれば量産は可能になるが、これだけの設備を用意するころには流石に戦争が終わってるので、素材はトレードで集めるのが吉だろう。

 これらのアイテムを日々クラフトする事で、肉や野菜、薬という貴重なアイテムを揃えて生き延びる事が出来る。内職はわが身を救うのである。まあ、鬱になりにくい条件があれば略奪するのが一番手っ取り早いが……