Paranoia Diary

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戦艦少女R日本版イベント ヴァルキューレ作戦 クリア後感想

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 遅まきながら、8月に行われた戦艦少女のイベント、ヴァルキューレ作戦のクリア後感想を。もう1月以上も前の話だけど……

 

イベント概要

  本国版では2016年6月に行われたイベントであり、モチーフは大西洋・北極海の戦いである。敵艦はドイツ艦がモチーフであり、目玉艦は英空母「アークロイヤル」と戦艦「クイーンエリザベス」。同時期の艦これイベントもアークロイヤルが報酬艦だったため、双方のユーザーがざわめきだったのも印象的だった。
 今回のイベントは日本版では初となるハードモードが実装されている。ハードモードはいわゆる艦これで言う所の「難易度:甲」に該当するもので、強力な敵編成と厄介な分岐と戦わなければならない。クリア報酬は癖のある装備や提督アイコン、勲章程度で「これ限定で欲しい装備・キャラのためにクリアしないと!!!」というジレンマは殆どないが、ドロップ艦が豪華であるがゆえに挑む人も多い。(悲しい事に多くのプレイヤーがクリア目指してムキになっている光景をネットで見かけたが)
 また、ボス戦限定で支援攻撃システムが利用可能であり、攻略の手助けとなっている。7章以降と違い、資源を消費せず特定マスの編成撃破のみで開放される点ではエコノミー版支援攻撃と言うべきか。

 

途中まではいつものイベント

 Ex-1からEx-5までのメイン海域の攻略は非常に楽だった。元々、サービス開始時から遊んでいるので主力も育ち、レベル100の艦もたくさんそろえ、改造済みスキル強化MAXの艦をそろえている今となってはかなり楽なイベントであった。特に、日本版は本国版当時と比べて改造艦・新規艦で性能の良い艦がそろっているので、攻略はスムーズに行ったのも理由のひとつだ。
 そうでなくても、Ex-1からEx-3までは初心者向けの難易度になっており、事実ネットで「イベント開始2日後に戦艦少女を始め、終了までにクイーンエリザベスまでは入手できた」というユーザーが実際にいたので、ビギナーにも優しいイベントであったと思う。
 またドロップする艦は後半海域のみのドロップ限定で、入手しづらい艦が多かったので「イベントそっちのけで掘りまくった」という人も多かったと思う。「シャルンホルスト」やコサック以外のトライバル級に「U47」「U81」も手に入ったので、そういう意味でも良いイベントであった。出た人にとっては、だが。
 ただし、これはEx-1からEx-5までの話。それ以降については……

ハードモードだ、死ぬがよい

 Ex-6のタラ戦争以降、前述のハードモードが開放されるのだがこれがまた頭のイカれた難易度であり、蓋を開けたプレイヤーが阿鼻叫喚の地獄絵図に叩き落される光景がよく見られた。理由は以下の通り。

・推奨レベルの数字が90から100という鬼畜めいた数字
・Ex-7の分岐条件が非常に厳しく強力な艦隊をぶつけたくてもボスマスに届かない
・Ex-8のランダム分岐が鬼畜すぎる
・敵編成が全員金ピカ=超強力で道中戦の時点で厳しい
・基本的に綾波改の攻撃か開幕爆撃がボスに当たってくれる事を祈る運ゲー
・攻略に関しては資源と修復剤で無心になって殴るしかない仕様

 まさにハードモードにふさわしいステージ。日本よ、これが鈴蘭無残だ。
 かくいう自分もチャレンジしてみるかと試してみたが、本当に虚無感に苛まれるレベルで次元が違い、ガチ編成で挑んでクリアできなかった人が引退者になってもおかしくないんじゃないかという話も頷ける程度にはひどい状態だった。Ex-7突破の時点で断念。どうせアイコンぐらいしか報酬ないし、欲しい艦は手に入ったからいいか、という気持ちだったので断念するのは苦にはならなかった。
 しかし、他のプレイヤーの中には「絶対にクリアしたいという意地」「クリアしなければならない使命感」という物を背負ってハードモードへ突撃する人もいて、苦闘している人がいたのも事実。「無理に遊ばなくていい、これは腕試しの余興だから」という本国版経験ユーザーの声もむなしく、苦闘の果てに燃え尽きてしまった人もいた。

総評

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 ハードモードは地獄だったものの個人的には「グナイゼナウ」「グラーフ・ツェッペリン」「ヨーク」「エクセター」らドロップ限定艦の掘りに成功。しかも「グラーフ・ツェッペリン」はEx-5のゲージ割った時点で1発で入手。さらに100週程度でEx-2における目玉潜水艦「U47」「U81」の掘りに成功という快挙を達成。キャラクターを手に入れるという点においては今回のイベントは大成功。実に満足できる充実感あるイベントだった。たぶん反動で次のイベントはひどい事になりそうだが。
 とはいえ、無意味なランダム要素(特に分岐関係)の多さ、ハードモードの理不尽さも垣間見えたイベントであり、及第点が残るイベントであったとも言えよう。日本版公式は「ハードモードは腕試し程度でどうぞ」というアナウンスをすべきだった、という声も頷ける。
 次の限定海域イベントは、大陸版2周年記念イベントの日本版もしくはガラガラ大作戦なのでは、という予想もあるが、果たして……